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太陽光発電所のソーラーパネル点検で4件の特許を取得 ~AIと位置情報技術を駆使した革新的なソーラーパネル検査ソリューション~

2025.04.18

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太陽光発電所のソーラーパネル点検で4件の特許を取得
~AIと位置情報技術を駆使した革新的なソーラーパネル検査ソリューション~

日本グリーン電力開発株式会社は、
REMOKENを共同で開発しているPCIソリューションズ株式会社と
太陽光発電所の維持管理を革新する4件の特許を取得したことをお知らせします。

これらの特許は、ソーラーパネルの異常検出、位置特定、検査精度の向上を目的とした新技術で、再生可能エネルギーの信頼性向上に寄与します。

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【特許1】
【特許番号】特許第7428998号
【発明の名称】ソーラーパネル検査方法および装置
【出願日】2023年11月21日
【登録日】2024年1月30日
【発明者】君塚健太(他2名)
【技術概要】 ソーラーパネルの差分画像を元差分画像とし、元差分画像に基づいて平行線除去フィルタを作成し、平行線除去フィルタを用いて元差分画像から平行線を除去した補正差分画像を生 成し、補正差分画像に基づいて検査対象ソーラーパネルについての異常の有無を判定する技術
【特徴】ソーラーパネルは、縦横に格子状に配列された複数のセルから構成されており、 画像の縦線および横線は、セルの縦および横の枠線に由来したものである。
ソーラーパネルの画像からセルの線を除去するフィルタを作成し、ノイズを排除した補正差分画像を生成、検出精度を大幅向上。

【特許2】
【特許番号】特許第7453643号
【発明の名称】ソーラーパネルの経緯度特定方法
【出願日】2023年11月7日
【登録日】2024年3月12日
【発明者】君塚健太(他3名)
【技術概要】ドローンで撮影した画像と画像に1つだけあるGPS情報を用いて、不具合のあるソーラーパネルの経緯度を高精度で特定する技術
【特徴】1枚の画像から不具合のあるソーラーパネルの場所を特定し、REMOKENで確認することで、メンテナンス時に現地の場所に行くことが容易。

【特許3】
【特許番号】特許第7533869号
【発明の名称】名寄せ方法および名寄せプログラム
【出願日】2024年3月21日
【登録日】2024年8月5日
【発明者】君塚健太(他4名)
【技術概要】ドローンによって撮影された複数の画像より、重複して撮影されたソーラーパネルが同一であるかを判定し、一貫性のあるデータセットを生成する技術
【特徴】複数の画像に写っているソーラーパネルが、同じパネルなのか別のパネルなのか画像だけでは判断できないため、同じ不具合パネルを何度もカウントしてしまう。
そこで、複数の画像に写っているソーラーパネルが同一のものであると識別させ、同じ不具合パネルを重複して数えてしまうことを防ぐ。

【特許4】
【特許番号】特許第 7656280号
【発明の名称】ソーラーパネル検査用学習モデル作成方法、ソーラーパネル検査方法、ソーラーパネル検査用学習モデル作成装置およびソーラーパネル検査装置
【出願日】2023年4月14日
【登録日】2025年3月26日
【発明者】君塚健太(他2名)
【技術概要】ドローンで撮影された画像から個々のパネル画像を切り出し、正常なソーラーパネル画像を生成し、点検対象のソーラーパネル画像と比較することで異常パネルを検出する技術
【特徴】ソーラーパネルには様々な不具合のパターンがあり、それらをすべてAIに学習させるのは現実的に困難。
また、すでに設置済みのパネルが正常かどうかを判別し、そのデータをAIに登録するのも難しい状況。
しかし、この特許技術を使うことで、正常なソーラーパネルのデータを人工的に生成し、それを基準として点検対象のパネルと比較することで、検出が可能。

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【今後の展望】
これらの特許技術は、
ドローンによる空撮画像とAI画像処理を融合することで、次世代の太陽光発電所管理システムへ応用可能です。
当社は今後も、再生可能エネルギー分野における技術革新に取り組み、持続可能な社会の構築に貢献してまいります。

本ニュースの問い合わせ先:
日本グリーン電力開発株式会社 スマート保安推進部
E-mail:info[*]gpdj.jp

E-mailは上記アドレスの[*]を@に変えて使用してください。