ご挨拶
当社は微力ながら再生可能エネルギーの普及により持続可能な社会の実現に貢献する事業に取り組んで参りましたが、昨今の天候変動は激しさを増しこれを受けて低炭素では不十分で脱炭素を目指すべき状況となっております。脱炭素の動きは、省エネや温暖化ガス排出量の緩和策では不充分であるとして、高効率石炭火力やLNGに対する世論の肯定的意見から否定的な意見への変化、見直しが計られているものの欧州における極端とも見える2035年のガソリン車販売禁止の動きや航空機燃料の全量SAF(Sustainable Aviation Fuel 持続可能な代替航空燃料)化の動きとして具体的に表れています。
当社の事業は①温暖化ガス削減による地球環境の継続的な改善、②その事業を実現することで地域経済活性化への貢献、③この事業を推進するに当り地元雇用を促進する事業の立案/設計/構築、そしてその事業の安全・安定・安心な保守・運用がその根幹であることはこれからも変わりありませんが、再生可能エネルギー(Renewable)であって信頼性(Reliable)が高く、合理的(Reasonable)なコストでエネルギー提供の実現を標榜し、
これを『3R』としてわが社も更に温暖化ガス削減に留まらない脱温暖化ガス対策として以下に取り組みたいと思います。
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1
太陽の恵みを活かした太陽電池に加えて、バイオマスの力を借りてSAFなどのグリーンな炭化水素燃料の提供
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2
グリーンな電力とバイオマスの水素を活用したグリーン水素の提供
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3
大気中の二酸化炭素をバイオの力で固定化しグリーン水素で精製したグリーン炭化水素燃料であるeFuel(Electrofuels 合成燃料)の提供
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4
バイオの力で大気から固定化した二酸化炭素を安定的に地中に隔離することで大気中の二酸化炭素を減らす取り組み
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5
地産地消に心掛け横持で発生する無駄をなくし、電力ではオフグリッドでこれを実現
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6
A重油を水素と酸素で改質したGOを船舶・発電向けに提供。CO2排出ゼロには至らないが設備の変更が不要で燃料を変えるだけでCO2排出を3割削減が可能なソリューション。
これらの実現には工業・農業・サービス業と多岐に亘るチャレンジが必要です。一方でチャレンジはビジネスチャンスでもありますので、このチャンスを引き続き皆さまと共に捉えていきたいと思いますので、何卒格別のご指導とご支援を今後も賜りますようよろしくお願い申し上げます。
日本グリーン電力株式会社
代表取締役CEO