太陽光発電所における防犯・点検業務のスマート化を実演 ~24時間365日無人×自動運用を実現するスマート保安技術体験イベントを開催~
2025.05.26
ニュース
日本グリーン電力開発株式会社は、さまざまな環境下での自動運用が可能なドローンソリューションおよび四足型ロボットを活用したスマート保安技術の体験イベントを、千葉県茂原市にある「茂原太陽光発電所」にて開催いたしました。
本イベントでは、O&M事業者を中心とした11社を対象に、太陽光発電所における防犯・点検業務のスマート化に向けた各種デモンストレーションを実施。
ドローンの自動離発着や遠隔操作、四足型ロボットUnitreeの遠隔操作やリアルタイムデータ収集を活用し、「無人×遠隔×自動」のスマート保安体制の実現可能性をご体感いただきました。
本リリースは、PR TIMESでも公開されています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000035354.html
【イベント概要】
開催日:2025年4月23日
主催:日本グリーン電力開発株式会社
協賛:株式会社drone supply & control、合同会社SORABOT
実施場所:茂原太陽光発電所(千葉県茂原市)
敷地面積:約81ヘクタール
出力:AC 50.0MW/DC 67.2MW
当日は、茂原太陽光発電所の中でも、点検時の移動負荷が高く保守性の課題が大きい急こう配地を実証フィールドとし、以下の実演を行いました。
【実施内容】
- 1. センサー連携によるドローン自動離発着の実演
敷地内の人感センサーと「DJI Dock 3」を連携。侵入検知をトリガーとして、ドローンが自動離陸し、上空からリアルタイムで対象エリアを監視する様子を再現しました。 - 2. 遠隔地からの定期点検デモンストレーション
設定ルートに従いドローンが自動飛行を行い、遠隔地からの操作により現場に赴くことなく点検を実施。
四足型ロボットUnitreeを遠隔地からの操作により現場に赴くことなくパネル下の点検を実施。 - 3. リアルタイム映像・データ共有の紹介
取得した映像やデータはリアルタイムで送信・共有され、遠隔から即座に状況確認が可能である点を説明。 - 4. 悪天候時における運用性能の実演
雨天下でも安定したドローンの離発着・飛行性能を確認し、全天候型対応の優位性を提示しました。
【実施の背景】
- 1. 防犯・盗難対策の高度化
全国的に増加している太陽光発電所への不法侵入や設備・資材の盗難被害に対し、
既存の固定カメラやセンサーに加え、ドローンによる「確認と初動対応の自動化」を導入することで、初動のスピードと対応精度の向上を目指します。 - 2. 点検業務の効率化・安全性向上
広大な敷地を持ち、地形も厳しい太陽光発電所では、従来の人力点検に代わる効率的かつ安全な点検手法が求められてきました。
本イベントでは、ドローンは上空、四足型ロボットUnitreeはパネル下の点検を遠隔からの操作や自動飛行によって、移動負荷や人件費の削減、安全性の確保を実現する新たな手法を紹介しました。
【今後の展望】
本イベントを通じ、ドローンステーションを活用した防犯および点検ソリューションの実用性が実証されました。
今後は、AIリモート点検サービス「REMOKEN(リモケン)」のドローン点検とセンサによる防犯を連携することにより、さらに高度で安全なO&M体制の構築を推進し、太陽光発電所における「スマート保安」の普及に貢献してまいります。
【当日の実施風景】



本ニュースの問い合わせ先:
日本グリーン電力開発株式会社 スマート保安推進部
E-mail:info[*]gpdj.jp
E-mailは上記アドレスの[*]を@に変えて使用してください。